感圧センサー(Interlink FSR402)使い方【Arduino超入門】

感圧センサー(Interlink FSR402)使い方【Arduino超入門】

今回は秋月電商で購入したInterlink社製FSR402という感圧センサーを使ってみたいと思います。押した力(重さ)を電圧に変換してArduinoのアナログピンに入れてみたいと思います。

なお形状の違いによりFSR以降の型番に何品種かありますが、基本構造は同一のためFSR400,FSR406,FSR408でも同様に使うことができます。

Interlink FSR402

接続方法

今回はブレッドボードを用いて以下の配線図の通りに配線します。

配線図

実際の配線例はこんな感じです。

Arduino 5V → FSR 片方のピン(極性はありません)
FSR もう片方のピン → Arduino A0 & R1
R1→Arduino GND

接続方法


これでハードウェア側の準備は完了です。

動作プログラム

続いて動作させるプログラムを作っていきましょう。
まずは前回と同じサンプルプログラムで感圧センサーを動作させてみましょう。

サンプルプログラム

ファイル→スケッチ例→01.Basics→AnalogReadSerialを選択します。

AnalogReadSerial

ArduinoをUSBでPCと接続し、左上の矢印をクリックし、本プログラムをArduino本体へ書き込みます。

ボードへの書き込みが完了したら、ツール→シリアルモニタを開いてみましょう。

押し圧に応じて0-1023の範囲で値が変化すれば成功です。
これだけでも超簡易的な重量計的な使い方ができると思います。

感圧センサーFSR402を用いてLEDを点灯させてみる

これだけだと面白くないので、ある値(しきい値と呼びます)を超えたらLEDを点灯するような機能を持たせようと思います。

配線図

先ほどの回路のD1-GND間にLEDを追加しました。
LEDには極性があるので注意してください。(ピンの長い方がD13、短い方がGNDに接続します。)

ブレッドボード上の配線は以下の通りです。

接続方法

先ほどのAnalogReadSerialプログラムを以下の通りに変更します。

このプログラムをArduino本体に書き込むと、押し圧に応じて点灯したり、消灯したりします。

実行結果

まとめ

今回は感圧センサー(FSR402)の動作をAnalogReadSerialプログラムを使って検証し、LEDのスイッチとしても動作させてみました。

今回はしきい値を設定し、LEDのON,OFFの切り替えのみでしたが、同様にLEDの明るさ(輝度)を調整したり、RGBの3色LEDを使用することで押し圧に応じて色を変化させたりと、応用の幅は広いです。

またLEDの替わりにモーターなんかを設置しても面白いです。
簡易的な重量計としても使えるかもしれませんね。

後日、モーターを用いた動作や、LEDの輝度調整やRGB LEDを使用した記事も書こうと思います。