【超小型】Arduino チップ単体動作(ATtiny10使用)

【超小型】Arduino チップ単体動作(ATtiny10使用)

前回、ATMEGA328P-AUを用いたチップ単体での動作を取り上げましたが、今回はよりシンプルな構成かつ小型化にこだわってみました。

調べてみると秋月でATtiny10というチップが売られており、これが1個あたり35円と激安かつ3mm角未満と超小型!

ただしPin数が6pinと少なく、メモリも1kバイトしかないので、使える機能は限られますが、LEDの点灯などであれば問題なくできそうです!

必要部材

書き込み用作業

変換基板搭載

ATtiny10は面実装品のためそのままではかなり小さく取り扱いに苦慮するためにSOT23-6変換基板を用いてDIPへ変換してみました。

これでブレッドボードでの配線が可能になりました。

ATtiny10とArduinoの接続

接続図

ATtiny10抵抗220ΩArduino UnoLED(動作確認用)
Pin2(GND)GND
Pin5(VCC)5V
Pin1(TPIDATA)それぞれに抵抗必要D12,D11
Pin3(TPICLK)D13
Pin6(RESET)D10
Pin4(D2/A2)

ライタースケッチ書き込み

ATtiny4_5_9_10_20_40Programmer_2.zip をダウンロードし、展開したzipをArduinoのスケッチフォルダに保存してください。

ATtiny4_5_9_10_20_40Programmer_2.inoを通常通りArduino Unoに書き込みます。

ボードマネージャーの追加

下記リンクをコピーしてください。
https://kimio-kosaka.github.io/bitDuino10-arduinoTPI/package_bitDuino10-arduinoTPI_index.json

Arduino → Preferences → 追加のボードマネージャのURLにコピーしたURLを貼り付けます。

ボードマネージャーの有効化

ツール → ボード → ボードマネージャを開きます。
下にスクロールし、bitDuino10-aTPI  をインストールします。

書き込み設定

ツール → ボードからATtiny10 (bitDuino 10-arduinoTPI)を選択します。

Lチカ動作

サンプルスケッチ”Blink”を開いて通常通り書き込んでみましょう。

きちんと動作すれば書き込みが成功です。
なおLED_BUILDINはPin4にアサインされているみたいです。

その他

自作基板での書き込み作業を想定して、書き込みのための変換基板も作ってみました。こちらに関しては後日詳細記事を書こうと思います。